2013年 11月 01日
味噌汁
前回のブログで出汁をたっぷり引きましたので、味噌汁を作ってみましょう。
【用意するもの】(1人前)
・出汁 お椀1杯分
・味噌 ティースプーンに軽く1杯
・吸い口 あるもので(今回はネギ)
【作り方】
1.小鍋で出汁を温める。急いでいても“グラグラ”煮立つほど沸騰させない。吸い口はあらかじめお椀に入れておく。
2.味噌を溶いて完成。
イリコや昆布といった、海に由来する旨みやミネラルを豊富に含む、手作りの出汁で作る味噌汁は、無理に手をかけることなく、普段の食卓に「サッと」使いたいと思っています。よく、ヤル気まんまんの奥さんなどが、やたらと具だくさんの味噌汁を、野菜嫌いな子供やご主人のためを思ってか作ることがあって、もちろんそのヤル気は買いたいところですが、日常の食卓に出る味噌汁の第一義は適度な塩分を含む水分補給ですので、あまり無理をして具を入れることもありません。
今回のようにネギの青い部分を刻んで小さい容器で保存しておいても良いですし、大根の葉っぱを刻んで入れるだとか、乾燥のわかめをぱらぱらと使うとか、麩を入れたり、20%オフでスーパーに出ていた、豆腐を刻むとか、まあその程度で十分でしょう。
1人暮らしの方などで、インスタントの味噌汁を愛用している方も多いと思いますが、そもそも味噌汁という料理そのものがインスタント(簡易)みたいなものなのであって、お湯を沸かしてそのあいだに袋を開け、中の味噌を容器に入れてフリーズドライの吸い口と顆粒の出汁も入れ、熱いお湯を注いで味噌を溶いて・・・・・・といった行程をやっていると、果たして手作りの味噌汁とどっちがラクかよく分からなくなってきます。
忙しい朝などは、味噌汁とご飯に、常備菜の切り干し大根や五目豆などがあれば十分。玉子かけご飯と焼き海苔なんてあったら大変なご馳走です。私のように、朝、ご飯を食べると眠たくなってしまうという方は、味噌汁だけ飲んでも良いと思うんですよね。今まで顆粒の出汁しか使ったことが無い方は気がついていただけると思いますが、手作りの出汁って「旨み」が全然違うので、使う味噌の量が相対的に減ると思います。身体の浸透圧に近い塩分量で十分おいしい手作りの味噌汁は、熱いポカリみたいなものですから、寝ている間に失われた身体の水分が、すーっと取り戻されると思いますよ。
言うまでもありませんが、赤ちゃんをお持ちのご家庭では、離乳食としても秀逸。というか完璧です。
by ANB27281
| 2013-11-01 06:07
| 料理教室