「仕事」に使える数学

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「数学の完璧さ」をビジネスではこう使え!「仕事」に使える数学はこちらから



「学校で勉強する数学なんて、社会人になったら役に立たないよ」という人がいます。いや、私自身そう思っています。




実際、よほど特殊な仕事に従事でもしていないと、高校以上で習う数学など正直活用どころか関わることさえ無いかもしれません。




しかし、だからといって数学そのものが社会生活に役立たないわけではありません。いや、むしろ少し考えれば分かることですが、私たちの仕事や生活は、「数学」で溢れている。飲み会の割り勘や携帯の料金プランから、一生涯にかかわる生命保険の契約や会社経営に至るまで、数学無しには本質は語れません。





学校の数学かどうかはさておき、数学そのものは実社会で役に立つのです。




日本で2人しかいない、ビジネス数学検定1級の実績を持つ、深沢真太郎さんが、理論的でやさしいまなざしで、私たち普通のビジネスパーソンに数学の重要性を本にまとめてくださいました。華々しい実績を持つ深沢さんは、しかし本書で《ビジネスパーソンに難しい数学なんていらない!》と断言されています。




読んでて気がラクになった(苦笑)。




・見える化できるようになる

・迷わなくなる

・損をしなくなる

・説得できるようになる

・仕事が速くなる





数学がもつ、シンプルで美しい「完璧さ」を普段の仕事や生活に、無理なく活用できるスキルが面白く書かれていて、あっという間に読んでしまいました。人気ブログを書籍化したもので、全国の大学や教育機関、企業の研修など依頼がたくさんあるそうですが、そこにも理論的な思考を上手にやさしく伝える著者の実力が大きく貢献していると感じます。





《私は大学院を修了後、数学の指導者になりました。その動機は、「数学が得意だったから」「教えることが好きだったから」。つまり、「for me」です。

しかし、別の業界で10年余りビジネスの経験を経て、いま改めて数学の指導者になりました。その理由は、「何かに貢献したい」「自分の専門性で誰かをハッピーにしたい」。つまり、「for you」です。

その変化はなぜ起こったのか。

数学で使う理論や感覚が、実際のビジネスの現場ではほとんど使われていない。「デキるビジネスパーソンは数学に強い」なんていう言葉だけが宙に浮き、日々忙殺されるビジネスパーソンに対する具体的なソリューションがない。

「何か、できるはずだ」そう思いました。

改めて自分の周囲を眺めてみました。
日本企業が苦戦を強いられ、日本人の数字リテラシーが下がっている現状の中で、一部の数学ファンだけが数学を学び続け、いったん離れた人は永遠にサヨナラ。そんなことは絶対にあってはなりません》
(『「仕事」に使える数学』深沢真太郎著 ダイヤモンド社 P.183〜184)





中学生レベルの、ごくごく普通の数学技術を使って、仕事で“悩んで”いた時間の無駄を“選択”する時間へシフト。根拠のない“決断”をせず、数字に裏打ちされた考えを用いたいものです。もっと無機質で寒い世界かと思っていましたが、人間味ある温かさと、シンプルさが身につきますよ!お勧めします。
by ANB27281 | 2013-02-18 17:49 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです

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