生物と無生物のあいだ

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「新書」の真骨頂!至極のサイエンス謎解き!「生物と無生物のあいだ」








今更ながら福岡伸一先生の本を読んでいます。


書評ブログを書いておいて何ですが、私は別段読書家というわけでもなく、広いジャンルの本を今まで読んでこなかったと自覚しています。とりわけ科学ーサイエンス系の本には抵抗があります。





だいたい、高校生のころから生物とか化学って苦手なんですよねぇ。ほら、デオキシリボ核酸とか。ヌクレオチドって何?って感じ。




「生物と無生物のあいだ」は、出版された時からあちこちで好意的に取り上げられていましたし、2007年に出版されて以来、私が今回買うまでに33刷(!)にもなる大ベストセラーです。今回遅ればせながら福岡さんの本をいくつか読み、人気の秘密がわかった気がしました。


平易な文章で温かく、叡智で論理的なのに優しくて、科学的なのに一級の文学作品なのですね、要するに。




一行で「要して」しまったので、もうこれ以上ブログで書きようがありません。いわゆる「サイエンスに蒙い一般読者に、分かりやすく解説する」といった新書とは言えないかもしれませんが(もちろんそういった一面もあります)、それ以上に、生命の事を地味に、ロジカルに記述しているのにこんなに感動的でぞくぞくするほどミステリアスだと実感するという意味で、普段推理小説をはじめ文芸を親しんでいる人全般に読んでもらいたいと思います。今思ったけど、「生命」について真摯に真剣に考えていったら、それは文学にならざるを得ないのかもしれませんよね。
# by ANB27281 | 2012-11-06 10:35 | レビュー

上手な愛し方

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愛を取り戻せ!「上手な愛し方」をすべての男女へ







ちょっと、書店で手にとってレジに持って行くのが恥ずかしいタイトルの本です。



それはさておき、近年SNSなどのメディアを通じて、たくさんの友人がパートナーとどんな交際をしているのか家に居ながらにして分かるようになってきました。大して聞きたくもないのに、プライベートな投稿をガンガン勝手にやる人人がいるからです(笑)。そこで驚きをもって気がつくのは、ラブラブ(死語)とまでもいかなくても、上手くやっている男女とそうでない男女との乖離です。



もちろん、プライベートとはいえある程度の「盛り」はあるでしょう。一般素人だからとて、文章を書いて公にするというのは、大なり小なり「盛り」という名の整理整頓が必要だからです。でも、パートナーと上手くいっていない人だって、「さすがにこれ以上は書けない」という意識が働いているはずですから、やはり、上手に恋人や家族と付き合っている人と、いつも相手の事で悩んだり、恋人ができない人との間には、ぞっとするほどの乖離があるのではないか。





要するに、愛し方が下手なのですよね、上手くいかない人は。ここ、いきなり要しちゃダメですか?




本書は、とても容易な言葉の数々を使い、人生の様々なステージで相手を「上手に愛する」エッセーが収録されています。当然、夫婦だとか恋人同士といった、特定の異性を想定したものがターゲットですが、もっと大きな視野に立って、かけがえのない友人や仕事でのパートナーへの愛し方も含まれる。読んでいて、そんな事を考えたりも個人的にはしました。




よく知られているように、西洋(キリスト教)から【Love】という概念が輸入された時、私達の先祖は訳し方に困ったと言います。今では「愛」という漢語にネガティブな匂いは感じられなくなってしまいましたが、昔は必ずしもそうではありませんでした。男女間での「愛情」も、「色」など他の字が当てられる場合が多かったのであり、例えば親が子を「愛する」という感情も、「慈」といった概念が使われていたわけです。



苦肉の策として、【Love】は“お大切”と訳されたと聞いたことがあります。




ちょっと笑ってしまうような話かもしれませんが、しかし私は、現代日本で、もっと「お大切」くらいのおおらかな気持ちで、【Love】という概念を取り込んでみてはどうなんだろうという、ある種の仮説を持っています。言い換えれば、相手を普通に大切だと思う気持ちを、「愛している」という言葉で表してもいいのではないか。



今日のブログは、要してばかりで申し訳ありませんが、一言で敢えて要約するのなら、現代という時代は「相手を大切に思う」ことに対して、不器用な人が増えている時代だと思っています。愛が足りないのかもしれません。




分かっているようで分かってない、実践しているようで実践できていない、目からウロコの言葉がたくさん出てきます。さまざまな年代の、男女それぞれに読んでもらいたいと思いました。恥ずかしくてもレジに持って行ってください。
# by ANB27281 | 2012-10-28 17:12 | レビュー

チャレンジ1ねんせい

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《 どう やって みを まもるのかな


これは、やまあらしです。
やまあらしの
せなかには、
ながくて かたい
とげが あります。

どのように して
みを まもるのでしょう。

やまあらしは、とげを たてて、
みを まもります。
てきが きたら、うしろむきに
なって、とげを たてます。》
(東京書籍 教科書一上 59・60ページより「どう やって みを まもるのかな」絵:藪内正幸)







問題:


(1)うえの ぶんしょうには、なんと いう どうぶつの ことが かいて あるでしょう。(20てん)




































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あるまじろ





1ミリも合ってない(>_<)











おしまい。
# by ANB27281 | 2012-10-19 16:45 | 恐るべき子供たち

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今回、作家川北義則さんのエッセー『大人の「男と女」のつきあい方』を参考にさせてもらいました





2012年10月11日号では、「サスティナブル(持続可能性)としての恋愛論」その他をお届けしました。Facebookその他で最近多く投稿していますが、私は結婚したからといって恋愛感情の高まりに終止符を打つべきではないと思っています。それは、配偶者に対してでも良いですし、そうでない相手だとしても何ら恥じる事は無いと確信しています。







《逆説的な話ですが、若いときより結婚した後の恋愛のほうが、ある意味純粋で繊細なのではないかと思ってきました。川北さんのお言葉を借りれば、大人である私たちは「いいお金といい知恵」というのを、普通持っています。ここで言う「いいお金」とは、何も金持ちとかという話ではなく、お金の値打ちが分かっているという事ですし、「いい知恵」というのは、相手の仕事や家庭を傷つけず、2人の感情を高め合う手法だとご理解ください。

よく、ヒマな主婦なんかが観るワイドショーや、三流ドラマなどで浮気相手の女が「奥さんと別れるって言ったでしょう!キーッ!」みたいなのがあるでしょう。最悪です(笑)。全然相手のこと考えてないよね。もっとも、軽々しくできない事を言ってしまう男も、等しく最悪ですが。

何も結婚してからの恋に限りません。若い人はどうしても自分のことばかり気になるものですし、「私が私が・・・」という気持ちが優先しちゃうのも分かります。若いというのはそういうものなのです。そこをグッと我慢して、相手の笑顔を引き出すにはどうしたら良いか考えるところに、男でも女でも恋愛の醍醐味(の1つ)がある気がします。

やっぱりね、恋をしている人間は男でも女でもキレイですよ。見たらすぐ分かる。そして、人は誰でも広い意味でキレイでなくてはいけません。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年10月11日号より)






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# by ANB27281 | 2012-10-12 06:17 | 有料メルマガ

悪知恵という名の福音

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仕事ができない部下はネジだと思えば腹も立たない?「生きる悪知恵」を身につけよう!






西原理恵子さんの魅力が、悩める男女を今回も救ってくれました。



苦労をたくさんすれば良いというものでは無いと思いますが、苦労を通じて「優しさ」を身につけた人。また、その優しさで世界を見る事ができる人は、やはり強いし、圧倒的な魅力がある。西原さんの作品のどれにも通じるものは、そんな優しさだと思ってきました。




「悪知恵」だとか「正しくない」とか書いてありますが、薄っぺらい正義だとか正論など吹っ飛んでしまう、人生のリアルな格言に満ちています。回答の最後に結論を一言でまとめたものが書かれているのですが、座右の銘でトレイに書いておきたいほどです。トイレかよっ。





《働く嫁ほどこの世でありがたいものはなし。》
*失業後派遣だった妻が正社員となり「主夫」になるのに抵抗がある男性への回答




《そのうち死ぬから、放っておけ》
*義母から「早く子供を」とのプレッシャーを受ける女性への回答




《空気読めなくても許される人間になれ》
*「空気が読めないヤツだ」と人から言われる男性への回答






家族や仕事、はたまた「男と女」といった問題が、かつてと比べて窮屈に論じられるようになっている気がしています。それは、経験に裏打ちされていない空論が、なぜかは分かりませんが幅を利かせるようになってきたからかもしれませんし、また、他人と関わることで傷ついたり、逆に傷つけてしまうのではと不安になる人が多くなったからなのかもしれません。



そんな時代だからこそ、波瀾万丈の人生をもがきながら経験して、相手に対する強い気持ちを優しく投げかける事ができる、西原理恵子という作家がこれほどまでに受け入れられるのではないかと思ってきました。不透明な空気がただよう時代にこそ読みたい、「真っ当」で「正しい」ヒントが満載です。
# by ANB27281 | 2012-10-09 06:52 | レビュー

名盤への敬意をこめて

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発売40周年(!)「リ・マシンド」がお勧め!






カバー・アルバムとか、トリビュート・アルバムと呼ばれる作品があります。過去の名作とか、非常な名声をすでに得ているアーティストの楽曲を、本人以外の音楽家が演奏し録音されたものです。




少し考えてみると、少なからずの「名曲」を収録するわけですから、ある程度聴き応えのある作品に仕上がりそうなものなのですが、まぁこれが往々にして退屈である。割合に有名な人が思いがけないようなカバーをしていると、ついつい「お!」と思ってしまうわけですが、やはり実際に聴いてみるとさほど心が動かされない事が多い。




これは一体どうしてだろうと考えてみるに、1つは当たり前と言えば当たり前だけど「オリジナルは超えられない」という理由がある。面白い物見たさに1回や2回聴くなら、レコードがすり減るほど聴いたであろう原曲を聴いた方が普通はよほど味わい深いでしょう。



それからもう1つは、すべてがそうでは無いと思うしそれ自体が悪いとも言えないのですが、どうしても企画そのものが“小銭欲しさ”みたいになってしまって、聴いていてなかなか感動が湧かないというのも、あるかもしれない。悪意は無いのでしょうが、それこそゼロから作品を築いたオリジナルに比べれば、どうしてもトーンダウンというのは否めないでしょう。





だから、今回伝説の名盤として知られるディープ・パープルの「マシーン・ヘッド」が、とても有名なアーティストたちにカバーされて1枚のアルバムになったと聞いても、さほど関心がありませんでした。あのメタリカが、「マシーン・ヘッド」のレコーディング時に録音されるも、結局アルバムには収録されずシングル「ネヴァー・ビフォア」のB面として日の目をみた曲として知られる「ウェン・ア・ブラインド・マン・クライズ」を演奏してると知り、まあ聴いてみるかと思った程度というのが偽らざる動機だったと告白します。






前置きが長くなったかもしれませんが、このアルバムはとても素晴らしいカバーアルバムです。





おそらくハード・ロックと呼ばれる音楽に、最もその後影響を与えたアルバムの1つである「マシーン・ヘッド」が1972年に発表されてから、今年は40年目の節目です。英国の音楽雑誌「クラシック・ロック」が企画したから、と一言で言い切ってしまうのは乱暴かもしれませんが、エグゼクティブ・プロデューサーを務めたドリュー・トンプソンとロビン・ハーリーも含め、参加アーティストのディープ・パープルに対する敬意が全編に溢れています。



先述もした、メタリカの演奏がおそらくハイライトだと思いますが、カルロス・サンタナ、ブラック・レーベル・ソサイエティ、チキン・フット、アイアン・メイデン・・・そうそうたる音楽家たちが、実に楽しそうに「マシーン・ヘッド」への惜しみないトリビュートを披露してくれました。時にオリジナルに忠実に、時に敢えて原曲をみごとに解体するかのようなアレンジの数々は、聴衆としてカバー曲を聴くときの醍醐味の1つだと思いました。



個人的に収穫だったのは、オーストラリアを拠点に活躍するボーカリストのジミー・バーンズと、若きブルース・ギター界の星ジョー・ボナマッサなどが演奏する「レイジー」です。まさしく黄金の第2期ディープ・パープルが現代に蘇ったかのような演奏が素晴らしく、とりわけオルガンを担当したアーラン・シーエルバウムが、敢えて故ジョン・ロードそっくりな奏法の中に個性を発揮していて、今アルバムの中でも白眉な曲に仕上がっています。



初回限定版には、ライブ演奏のほかメイキング映像が収録されているのですが、この中でチキン・フットのギタリスト、ジョー・サトリアーニが次のようなコメントを寄せています。



《それで(「マシーン・ヘッド」の)オリジナルを聴き直すと、その意外な繊細さに驚かされるんだ。そんなに音数も多くなく、リッチーも意外と弾いてない。入ってくる時も凄く繊細なんだ。イアンは軽いシャッフルを叩いているだけだし。でも、何故だか凄く大きいんだ》



ハードロックやヘヴィメタルの「教典」のように言われる事も多い、アルバム「マシーン・ヘッド」ですが、実際に改めて聞いてみると、ブルースを元にとてもデリケートな音作りをしているのに気づかされます。クラシックのフレーズを織り交ぜた演奏は、当時アートロックと呼ばれたこともあると聞いた事がありますが、狭いジャンルで語りきる事ができないからこそ、40年の時を経て世界中で愛されていると言って良いのかもしれません。長年オリジナルだけを聞いていると、自らの経験も重なって1つの先入観にも似た感情が芽生えるのかもしれませんが、そうした間違いをふき払って、新しい楽しみ方を教えてくれる。カバー・アルバムにはこうした可能性もあるのだよなと、ある種の理想のようなものを感じずにはおれません。



大変、味わい深い音楽作品です。
# by ANB27281 | 2012-10-05 16:23 | レビュー

マカロニグラタン

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2012年10月4日号では、連載企画「子育てグルメ」の最新号その他をお届けしました。子供たちに、熱々のグラタンを「ふーふー」しながら食べてもらうと、本当に仕合わせな気持ちになりますよね。





《日本人にとって、ベシャメルソースを使って作るグラタンは、洋食というよりお好み焼きなどのいわゆる「粉もん」なのでは無いかと、僕はずっと仮説として主張してきた。だってさー、小麦粉使ったベシャメルソースと、おまけにパスタの一種であるマカロニも入れて、どうかすると下にご飯(!)まで敷いて「ドリア」とか言っちゃうわけですよね。お好み焼きをおかずにしてご飯を食べる、関西人も真っ青の粉もん料理。

本国フランスでは、近年クラシックなベシャメルソースは「重い」と敬遠される傾向にあると聞いた事があるが、海を渡って遠く離れたここ日本では、人気の衰えは知らないようだ。少し茹ですぎくらいにボイルしたマカロニをたっぷり入れたグラタンを、スプーンですくいながら、智香子が満面の笑顔で食べてくれる。「ちかこ、ぐらたんだいすき」という言葉を聞くと、ああやっぱりこの子も日本人なのだなと思うし、次回はどんなグラタンを作ろうかなと、僕はそんな事を考えるのだった。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年10月4日号より)






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# by ANB27281 | 2012-10-04 09:14 | 有料メルマガ

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〜ふかいことをおもしろく〜「日本語教室」へようこそ!








井上ひさしさんのお書きになったものを最初に読んだのは、大学1回生の時に手にした「日本語相談」でした。現在では、新潮文庫から各回答者ごとにまとめられた文庫が出ていますが、もともとは週刊朝日に読者から寄せられた、日本語に対する素朴な疑問や質問に4人の日本語の達人が解答するという、人気連載をまとめたものでした。


私はそれまで、言語としての日本語をさほど意識して暮らしていなかったので、この本をきっかけに回答者の方が書いた本を読んだりして一気に日本語の魅力に惹かれていきました。英米語学科に進んだのを後悔したほどです(笑)。その中でも、井上さんの文章はとても「やさしく」心にしみました。



井上さんと言えば、例えば「私家版・日本語文法」という大変な名作がありますし、日本語について総括的に考えるのなら、あるいはもっと良い本もお書きになっているかもしれません。今日ご紹介する「日本語教室」は、上智大学で2001年から4回に渡って行われた講演会を、1冊にまとめたものです。専門書に比べれば井上さんらしい脱線(?)も多いのだけど、その分読みやすさという点と、それから2000年以降という、比較的最近に井上さんが日本語についてどうお考えになっていたのかが分かるという点とで取り上げます。



私自身は、「言葉は生き物なので時代時代によって変わって当然」という立場に理解を示した上で、しかしそれでも保守的な立場、正当(何をもって正当とするのかは大問題なのですが)に対する最大級の敬意と、意識を持たないといけないと感じています。何でも「みんなが今はそう言っているからそれで良いんじゃない?」では、国語としての日本語はあっという間に体を為さなくなってしまいかねませんし、言葉が崩れるというのは、すなわち一国の国民の思考そのものが“崩れる”という事だからです。



ですから、井上さんが「言葉は常に乱れている」とした上で、《日本の言葉も、小学校で英語を教えようということになったときに、僕は本当に危ないと思いました。すべて、そうやって、言葉は消えていくのです。言葉は、実体がない。人間がそれを話すまでは、ないのと同じです。人間がそれぞれ持っている精神を、言葉というものに託したときに、つまり人間がいてこそ言葉は生きていくわけです》(「日本語教室」P.57)とおっしゃるのが、とても重く感じられましたし、《英語をちゃんと書いたり話したりするためには、英語より大きい母語が必要なのです。だから、外国語が上手になるためには、日本語をしっかりーたくさん言葉を覚えるということではなくて、日本語の構造、大事なところを自然にきちっと身につけていかなければなりません》(同書。P.20)というところも、今一度考え直したいなと感じました。




「言葉・言語」を考えるというのは、思っている以上にややこしい問題を本質のところではらんでいます。1つは、“ここまでいったら「あがり」だよ”というゴールが無いのもあって、私達は大人でもまるで素人の様に言葉に対して不安や自信の無さがあるにも関わらず、もう1つは毎日特に考えなくても意思の疎通ができるといった、外国語を話す時とは比較にならないほどの「プロ意識」みたいなものを、誰しも(一応)持っているからです。



何かとややこしい問題だらけではありますが、しかし言うまでもなく私達はこの日本語を使って、人を説得したり情報を交換したり相手をののしったり大切な異性に愛の言葉をかけたり怒ったり笑ったりしているわけですよね。そういった深い部分を、一級の文芸と話芸をお持ちだった井上さんの言葉でやさしく考える事ができるというのは、私は本を読む最大の愉しみの1つではないかと思います。



10月2日放送のラジオ「その場しのぎの男たち」でも、少し取り上げてみようと思っています。
# by ANB27281 | 2012-09-23 17:30 | レビュー

Superflyという名の挑戦

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冒険作!Superflyの最新作「Force」





4枚目(Fourth)のアルバムにして、Superflyというバンドは力(Force)を込めて新しい1歩を残しました。




非常に【ロック】色の濃いアルバムだと言われています。各種レビューでもそうですし、雑誌のインタビューで越智さん自身も【ロック】【ライブ感】というのをキーワードとして用いている。



敢えてむちゃくちゃステレオタイプな評価をお許しいただければ、Superflyには60〜70年代に活躍した、イギリスやアメリカのロックバンドに対する称賛を軸とする音楽性に、越智志帆さんという稀代の女性フロントマンを擁したグループという一面があります。



そうだとしたなら、今作「Force」は、ロックアーティストとして彼らの集大成なのではないか?



結論から言えば、それは違います。ニューアルバムで越智志帆さんと多保孝一さんは、とんでもない挑戦をしています。



1stアルバムから一貫して、Superflyは丁寧な音作りとプロダクションを通じて、ビンテージロックの息吹を継承しつつ、むしろJ-POPと呼ばれる歌謡曲ファンにこそ支持を受けてきたと感じています。前作のツアーも、実はこっそり(笑)大阪で参加していたのですが、たぶんローリング・ストーンズやフリートウッド・マックなど、聴いた事もなければ存在さえ知らないのではというファンで一杯でした。



もちろんね、そんな昔のおっさんの事なんか知らなくて良いのですよ。Superflyの凄いところは、何度でも書きますがそうしたビンテージロックに最大の敬意を払いつつ、自分たちの音楽として完全に消化し、実にPOPな越智志帆という女性のキャラクターの演出に成功している所だからです。


そうした、リッチなプロダクションが今までだとしたら、今回彼らは敢えて荒削りな音楽を出してきたと思います。越智さんは、アルバム作りを通してパートナーの多保さんに、上手に整っている曲じゃなくて、気持ち一発で作っているようなものをとリクエストされたそうですが、ギターのリフ、曲の構成など、なるほどシンプルになったのではないか。彼らの代表曲の1つになるであろう名バラード「輝く月のように」も、よくよく聴くと基本はとてもシンプルな構成なのが分かると思います。


そうした意味で考えると、今までのSuperflyが「ロック」の魅力も感じさせる「ポップス」だったとしたら、上質の「ポップス」に「ロック」の生き様を取り入れた作品なのでは無いか。生き様なんて、何も大げさにと言われるかもしれません。実際大仰だよね。でも、そんな感想を持ちました。


ロックな生き様と言っても、越智さんが急に荒々しくなったとか、そういう意味ではありません。むしろ、魅力一杯のキュートで等身大な歌声に益々磨きがかかっている。

そんな表面的な事ではなくて、例えば今までSuperflyは、作曲家である多保さんとアーティストである越智さんとの分業制による仕事の進め方を常にされていたようですが、今回からコミュニケーションをしっかりと取り、話し合いをしながらアルバムを作るように変更したそうです。また、今までだとわざとビンテージロックのリフを「パクる」ような曲を書いてはオールドファンをニヤリとさせてくれていましたが、「'60〜'70年代の音楽に憧れがあって、そういうリフからスタートする曲を作っていましたけど、私たちはリアルタイムじゃないので、憧れでしかない。だけど、あのときに感動したリフとかを消化したうえでできたと思うんです」(「WHAT's IN?」10月号P.58〜59)と本人も告白されるように、今までのスタイルを意識的に変えて行こうとするムードが、音から小気味良く伝わってくる。そんな小さな積み重ねこそが、本当の意味でのロックっぽさかなと思いました。




「暑苦しいアルバムを作りたかった(笑)」と越智さんはおっしゃっていて、初回限定にはなんとアルバム収録曲である新曲を、順番通りにライブ録音したライブアルバムが「おまけ」として付いているのには仰天しましたね。暑苦しい(笑)。こうした画期的な挑戦ができるのも、今Superflyというアーティストが、良い意味でアグレッシブな旬を迎えているからだと思います。





《本当は泣きたい 泣きたいんだ

 孤独に震えている

 迷い悩んで 後悔して

 それでもここにいたい

 愛したい 愛したいよ

 あなたの全てを

 ぶつかり許して 信じ合える

 強さが欲しい》(Superfly「Nitty Gritty」)





Superflyは、とても良質の成功曲線を描いていると感じてきました。ここで言う成功とは、楽曲が売れて金銭的にとても裕福になったという意味ではありません。もちろん名作の名に値するだけの報酬は得ているに決まっていますが、とても自由に、楽しく自分たちの音楽をできる環境を手にして。そういう真の意味での豊かな成功をしっかりと手にしているなと感じるのです。それでいて、少しもおごる事なく、女性らしい優しさと、それから自分の弱ささえ少しも嫌味なく詩にのせる。そうした、越智さんのシンプルな強さこそが、ロックアーティストとしての彼女の魅力であり、普遍的なメロディが大勢の聴衆の心を掴んで離さない、ポップバンドとしての真骨頂ではないか。



2012年、大手J-POP界で一二を争う力作の誕生です。特に普段女性アーティストを聴かない男性も、ぜひお楽しみください。
# by ANB27281 | 2012-09-21 14:20 | レビュー

智香子ありがとう

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お兄ちゃん2人は、2月の雪がしんしんと積もる山陰らしい寒い夜中に産まれたのだけど、お前は気持ちの良い秋の日の昼に元気いっぱいに生まれてくれたのだよ。お父さんとお母さんは、一緒にお弁当を食べながら「まだかなまだかな」と、少し緊張しながらでも楽しみに待っていたのをとてもよく覚えています。


野菜嫌いなところがあるけど、京史朗をみならって何でも食べられる人になりましょう。何でも自分の思い通りになると思ったら間違いだよ。凜太朗みたいに、少し遠慮というのができるようになってみよう。もうおねえちゃんだから。



世の中のお父さんは娘に甘いみたいだけど、智香子にはいつも厳しくしてごめんね。でも、智香子が生まれたその瞬間から、お父さんはお前の事を忘れた事は無いよ。いつも気にかけているし、お父さんが仕事ができる理由の多くは智香子の元気いっぱいな笑顔に力をもらっているから。


今日はほんと智香子が生まれた日とそっくりな良い天気になりました。3歳の誕生日ほんとうにおめでとう。これからも元気に大きくなっていってね。それだけを願っています。
# by ANB27281 | 2012-09-20 07:03 | 恐るべき子供たち

夢売るふたり

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2012年9月13日号では、先日Facebookにて投稿した映画「夢売るふたり」を引用しつつ、もう少し踏み込んだ内容を書いてみました。




《冗談はさておき、映画「夢売るふたり」は、1度観ただけではその全貌を掴みきれないと思います。それは、私が男だからなのかもしれませんし、もう少し歳を重ねるとまた違うのかもしれません。

いずれにせよ、「男と女」を考えるうえで、悲しいほど多くの示唆を含んだ映画であり、私達の世界というのは、とどのつまり「男と女」が、ああだこうだとやり合っている場だとしたら、避けては通れない作品では無いかと感じました。メルマガ読者のみなさんはお分かりだと思いますが、最近私は「人を愛するという事の本質」に、非常な関心を持っています。ここで「愛する」というのは、慈しみ、色欲、love、友愛、セックスなどが、時に明確に乖離し、時に渾然一体となった感情です。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年9月13日号より)




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# by ANB27281 | 2012-09-13 18:37 | 有料メルマガ

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もっと毎日の食卓にスパイスを!「S&B社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ」はこちらから。





ここ最近、食品メーカーや飲料関係の会社からユニークなレシピ本が出版されるようになりました。きっかけはベストセラーになった「体脂肪計タニタの社員食堂」あたりだと思いますが、従来の料理人やタレントといった個人では無く、それまで裏方だった「会社」や「商品」にスポットをあてるという手法はおもしろいですよね。カゴメ株式会社が出した「カゴメトマトジュースレシピ」とか、カルピス株式会社が出版した「カルピス社員のとっておきレシピ」とか。料理にカルピス?・・・おいしいです!



1950年に国内初のカレー粉として発売されて以来、プロの調理人から家庭まで愛されているS&B赤缶カレー粉。私も、家でカレーを作る際ベースのカレー粉として重宝しているだけでなく、魚や鶏肉をソテーなどする際、アクセントをつけるスパイスとして楽しく使っています。




カレー粉は、カレールウを作るためだけのスパイスではありません。胡椒などがそうであるように、和食から洋食まで幅広く使うべきです。




定番とでも言うべき、バターチキンカレーや牛すね肉赤ワイン煮込みカレーといった「カレー」レシピから、経験者の方ならご存知の「和食にカレー粉を使う」レシピなど、本格からB級まで簡単でおいしいレシピが目白押し。ところどころ挿入されるコラムも、読み応え十分な内容です。




家庭料理だと、「カレーは市販のルウを買ってきて作る」という方がまだ多いと思います。各メーカーからおいしく個性的な「ルウ」がたくさん市販されているのはみなさんご存知の通りです。それはそれとして便利に食べつつ、カレー粉を使ったカレー料理の世界に挑戦してみませんか。「香り」「辛味」「色づけ」の要素が、驚きの配合で入った「魔法の粉」で、毎日の食卓がグッと豊かになるのは、間違いありません。
# by ANB27281 | 2012-09-12 15:30 | レビュー

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《結論から申し上げると、こうしたジムに通ってエクササイズをしながら痩せようというのは、経験者の立場からお勧めしません。





確かに、長い目で見ると良質の食品を摂りつつ、正しいエクササイズを行うのは、美しい身体をキープする上で重要なのかもしれませんが、今すぐダイエットで結果を残したい方は止めておいた方がよろしい。効果の割に、無駄が多すぎるからです。



例えば、私もやっていたので分かるのだけど、フィットネスクラブで30分走ったとします。消費カロリーが計算されて表示されますよね。大体260〜280キロカロリーくらい消費されるのかな。


ですが、その程度のカロリーは、先述した「ラーメン&半チャーハン」の、半チャーハンを止めたらカットできるものです。30分のランと言っても、前後にストレッチをして、終わった後シャワーも浴びないといけませんし、時間にしたら小1時間くらいかかるでしょう?運動で熱量を消費しようとするのは、ある意味金持ちの道楽みたいな部分がある。




もちろん身体を動かす事が大切なのは言うまでもありません。ただ、高いお金を払ってジムに通って、辛いトレーニングに萎えてしまうより、いつもの生活でもっと身体を動かしましょう。例えば、歩いて行ける場所に惰性で車で行っているかもしれません。時間に追われていなければ、極力歩きます。また、階段や床、風呂などをエクササイズ代わりに掃除をしてみましょう。結構汗がでるだけでなく、家族にも喜ばれます。言うまでもありませんが、こうした活動には「会費」も発生しません。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年9月6日号より)








Facebookではすでに紹介した本かもしれませんが、今回のメールマガジン参考物件も記しておきます。





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50歳を超えても30代に見える生き方




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運動しないでカンタンに痩せる 白澤式「ケトン体」アンチエイジング


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43才でもなぜ武田久美子でいられるのか











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# by ANB27281 | 2012-09-06 21:49 | 有料メルマガ

ライフログの技術

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洋泉社MOOK 「ライフログの技術」








「ライフログ」という言葉が、ここにきて俄然光を浴びています。NHKが春ごろテレビで大きく取り上げたのも、その理由の1つだと思われます。



よく知られているように、ログ=logとは「航海日誌」といった英語圏の言葉で、日本では日記と訳されることもあります。現在では、もっと広く「記録」といったイメージでとらえておけば良いかもしれません。さすがに今ではもう説明もいらないであろう、【ブログ】という言葉も、web logの略語であり、インターネットユーザーを中心に今で言うブロガーが出現しはじめたころは、「ネットに自分の“日記”などを書いて何がおもしろいのだ?」という意見が多数ありました。今となっては懐かしい話です。



聞き慣れないという方に、簡単で少し強引な解説をするなら、「ライフログ」とは個人の生活全般=lifeを丁寧に記録することで、新しい価値を創造していく試みです。読んだ本やその日食べた食事などをブログやSNSサイトに投稿している方がたくさんいるでしょう?最近では、1日お金をいくら使ったかといった家計簿みたいな使い方や、ダイエットの状況をつぶさに投稿している人もいます。こういったもの全般を、ライフログと言います。多分。



本書は、その大部分をPART 1「ライフログの達人たちの使い方に学ぶ」というコーナーに費やしています。ネットのプロが、どのようにライフログを形成しているのか、とても興味深く読みました。勝間和代さんや、超人気ブロガーのちきりんさん、会社社長の古川健介さんなど、なるほど達人はこういう努力をやっているのかと素直に感心しましたし、私自身ブログこそ最近はあまり書いていませんでしたが、Facebookを使って毎日投稿を続けていて、もっとポジティブで有益な使い方は無いだろうかと思っていただけに、さっそく取り入れようとみようという言葉がたくさんあります。とりわけ



《また、日々のことを書くのは“思考の整理”をするうえで非常に有効です。(中略)人の話を聞いてわかるというのと、聞いたことをまた違う人に伝えられるようになるのとではまるで違います。》



という、フリージャーナリストの漆原次郎さんの言葉は個人的にとても深く感じました。例えば、私は今こうして自分が読んだ本についてブログに記事を書いているわけですが、読んだものをアウトプットしようとするとき、思った以上に読後感がモヤモヤしていたりするのに気がつくことが多い。そこを整理してウェブ上のログ=ブログに残しておき、さらに時間がたった後で読み直してみるのも、意味があることだと感じます。



ただし、mixiでもTwitterでもFacebookでも、それから「ノマド」などのIT流行語でもいいと思うのだけど、こうした新しいメディアや価値観が出てくると、実際の価値より過剰なまでに大きく評価されるものだ、ということも肝に銘じておきたい。これはあくまで個人的な価値観かもしれませんが、私は以前ブログを毎日更新していて、また現在だとFacebookでかなり頻繁に「今日食べたもの」を投稿しますが、可能な限り「今日のランチはカルボナーラ☆おいしい〜」みたいな記事にしないように努めています。もっと具体的に記せば、

1.よほどその店を推薦したい場合

2.店もいいが、いっしょにタグ付けなどした友人との様子を共有したい

に気をつけています。さらにいえば


3.そのお店へのチェックインや料理の写真を足がかりに、お店そのものとは本来関係が薄い内容の記事を書きたい場合


というのもある。美味しいお蕎麦屋さんの蕎麦を紹介しつつ「夏の蕎麦は犬も食わぬという諺が昔はありましたが、現在は夏でも香り高い蕎麦をさまざまな努力によって品質管理されているお店も多くなりました。ところで・・・・」といった具合です。




「ウェブはバカと暇人のもの」等の著書で一躍人気になった、中川純一郎さんが本書にも寄稿をされていて、他の達人とは1味も2味も違う異彩を放っていますが



《「目立ちたい」「儲かりたい」という目的でライフログをつけるのは、ちょっとどうかと思う》

《第一、非公開といってもネットに流すのだから、見てもらいたいという欲求がどこかにあるはず。よく「このブログは備忘録です」という言い方がありますが、本当に備忘録ならオフラインのテキストファイルやワードで残せばいい。》

《承認って普段から実績があれば勝手にされるものだり、自ら「盛る」べきものではない。》



といった強い言葉に、ドキリとさせられます。刺激的なタイトルや発言で、ともすると皮肉屋みたいに言われることもある中川さんですが、私はとても愛にあふれる人だと感じています。




先にも記したとおり、私はこの「ライフログ・ブーム」には懐疑的なところが大きいですし、例えば勝間和代さんが体重をライフログに記録されているのは良いとして(人に見られているというのは、それだけで効果があると思います)、タニタと海外製の体重計を2つ使うとか、iPadを4台、レッツノートを4台使うと便利ですとか言われても、「はぁ?」と思っちゃったりもします(笑)。



いずれにせよ、好むと好まざるとに関わらずスマートフォンの普及や、ソーシャルメディアサービスの画期的とも言ってよい向上により、巷は「ライフログ」に溢れていますし、おそらくこうした流れは当分終わらないと思います。「自分が食べたものを、ただネットにあげて何がおもしろい?」とおっしゃる方の気持ちも、痛いほど分かりますが、そうしたノイズのような投稿を自ら上げることなく、メディアリテラシーの向上を図ることは、プロだけではなく私たち素人にこそ、今とても大切なスキルなのではないでしょうか。
# by ANB27281 | 2012-09-02 16:22 | レビュー

絶対お勧めショーツ

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2012年8月30日号では、「買い物中毒者の告白〜絶対お勧めショーツ」と題して、男性用下着について書いてみました。笑ってお読みいただければ幸いです。









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《以前もどこかで書いた事があるかもしれませんが、妻に下着やネクタイやシャツといった、日用身につける衣類の購入を丸投げしている男性は、まぁ何をやってもダメだというのが私の持論です。



例えば年に1度の誕生日に、洒落たセーターをプレゼントしてもらうとか、普段ネクタイを自分で買っている男性に「こういう柄も似合うと思うわ」と贈り物をするのは、もちろん大いにアリです。そうではなくて、ごくごく普段に使う衣服の購入をすべて配偶者に任せている男性が、あまりにも多いという事実に、私は目がくらくらとするのを禁じ得ません。


なぜなら、こうした普段身につけるものを、例えば朝忙しい時にサッと考える愉しみこそ、男のおしゃれの基本であるにもかかわらず(今日は取引先の人と会う約束があるのでレジメンタルのネクタイにしておこうとか、仕事の後に女性と会食することになってるので明るいドット柄にしておこうとか)、肝心の購入を配偶者に任せてしまっては、どうしようも無いからです。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年8月30日号より)







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# by ANB27281 | 2012-08-30 15:58 | 有料メルマガ

豚バラと大根の炊いたん

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2012年8月25日増刊号では、1人の父親として、子育てと手作りの料理について綴っている連載「子育てグルメ」の第4回目を配信しました。











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《醤油の魔力を知ったのは、結婚してからかもしれない。自分で料理をするようになってからは、薄口醤油の母への反動(?)のように、濃口醤油を使う。よく知られているように、濃口、薄口という言葉を使うが、実際に塩分濃度が高いのは薄口醤油だ。美味い濃口醤油には、漆黒の深い色の奥に発酵食品としてのうま味がふんだんに含まれていて、それそのものが1つの完成したソースだ。肉や魚の臭みを消し、素材のうま味を引き出してくれる。



和食は醤油、だし(酒)、みりんを用いた調理法が確立していて、例えば照り焼きなら醤油:酒:みりん=1:1:1、煮物なら醤油:みりん:だし=1:1:8で、味がピタリと決まる。妻など、私が作る肉じゃがを食べては、「いつも味がピタッと決まっていて凄い」と褒めてくれるが、実態としては下処理した材料に割合通り調合した調味料で煮るだけである。》
(有料メールマガジン「月刊スバル代行」2012年8月25日増刊号より)





そのほか、「ネット社会でのトラブルとの正しい付きあい方〜ちょっと嬉しかった話」という記事も掲載しました。興味をお持ちの方はぜひお読みください。









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# by ANB27281 | 2012-08-26 14:57 | 有料メルマガ

清水義範の作文教室

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愛情あふれる作文教室!「清水義範の作文教室」




現代日本で、もっとも愛を感じさせる笑いを文章で表現できる作家の1人は、清水義範さんです。





清水さんには文章指南とでもいうべきカテゴリーに属する本がいくつかあって、例えば大人が読んで純粋に“役立つ”という意味では、「大人のための文章教室」などの方が秀逸なのかもしれませんが、敢えて今日はこちらをご紹介。



小学校低学年から6年生までを対象に、課題と添削をファックスでやりとりするというユニークな手法で行った「作文教室」を、1冊にまとめたものです。小学生が苦労しつつも一生懸命に書いた作文が、読んでいて思わず笑ってしまいますし、またそれにプロの作家である清水さんが、やさしく子供の目の高さで指導する様子にも心を動かされます。



今私は“心を動かされ”ると記しましたが、それは、ありがちな大人と子供の交流に感動するとか、そういった類のことではありません。もちろん、そのような部分もたくさんあって、それが本書の魅力の1つでもあるのだけれど、それはみなさん実際に本書をご覧になって感じてください。



私がブログで指摘したいのは、小学生を対象にした文章講座であるにもかかわらずーいや、そのような子供たちを対象にした教室だからこそなのかもしれませんが−、「おもしろい文章を書くとはどういうことか」という、少し大げさに書けば本質のようなものが、この本にはたくさん書かれているという事です。




あまり意識されていないのかもしれませんが、「おもしろい文章を書く」というスキルは、今歴史的に見た事がないほど重要になっています。いや、歴史的という言葉を使うのなら、一般の素人(広い意味で文筆家でない人という程度の意味です)がこれほど「文章を書く」事態というのは、日本の歴史をひもといてみても経験したことがありません。



ブログや、Twitter・FacebookなどのSNSを出現があったからです。




このようなソーシャルメディアを通じて、私達は例えば30年間の同世代の人たちと比べて、もの凄く大量の文章を書くようになっていて、その中でユーモアだったり、皮肉を使って他人に読ませる文章という、ある意味テクニックが必要な内容を書くことを迫られています。



にもかかわらず、文章とは“他人に読まれる”という大前提を理解せず、独りよがりで意味不明瞭な文章や投稿しかできない人がいるというのは、とても不幸な事ではないでしょうか。




それは、才能だとかよほど変わった体験によるものでは無いからです。ほんのちょっとしたコツで、「この人の文章はおもしろい」と思ってもらえる。そんな事が本書で紹介されている子供たちの作文と、それを添削する清水さんとのやりとりから、浮き彫りになってくるなと感じました。



内容のすべてがそうだとは言いませんが、例えば子供と休みにどこかへ出かけたとして、それをブログに写真も含めてまとめようと思ったとしましょう。ところがどうも上手くいかない。Facebookで、できれば多くの友人から「いいね!」と言われたいのに、自分で読み直してみてもしっくりいかない。



それは、1日あったことを全部書こうとしているからかもしれません。




《●遠足のことを作文に書くときのコツを教えます。その日のことを全部書こうとすると、変化がなくてあまりおもしろくありません。「出発した。歩いた。どんどん行った。○○を見た。おべんとうを食べた。あそんだ。帰った。疲れた」というような単調な作文になる。
●遠足のうちで、1番心にのこったこと(おもしろかったことでも、腹が立ったことでも、ドキッとしたことでもいい)を中心にして、それだけを書くようにしたほうが、いい作文になります。次は、やってみてください。》
(「清水義範の作文教室」P.56)


また、個人的に他人のブログを読んでいて気になる「言う」と「いう」の使い分けも、案外子供はさておき大人も使い方がアヤシイよなと思っています。



《●「フライパンと言うお店」は、「いうお店」です。

山田君という人
「こんにちは」と言う

このふたつのちがいをおぼえよう。》(P.72)



こういうちょっとしたところ、小学生がやっちゃいそうな間違いを、大人でも平気でしてしまう人が驚くほど多いですよね。個人的には「言う」=英語に訳したとき「say」となる、「いう」=そうならないといった基準で漢字でひらくかひらがなのままかにしています。




生徒と先生とのやりとりの合間に「○月の日記」と題した、清水さんのエッセーが挿入されています。清水さんは国語教育を論じる際、よく読書感想文の弊害というのを語っていて、私は強烈に共感する者なのですが、本書にも8月の日記として「読書感想文の愚」というものが掲載されています。教育関係者の方はもとより、ぜひお子さんを持つ親御さんにも読んで欲しい内容と言っていい。




私は、毎月第1・3・5週の火曜日15:00〜15:45に、米子のコミュニティFMラジオ局のDARAZ FMにて「その場しのぎの男たち」という番組のパーソナリティを担当しています。*再放送は同金曜20:00から。


番組内にて「つながる読書」というコーナーを設けていますが、8月21日のオンエアでは、この本をご紹介しつつ、読書感想文の弊害についても、おしゃべりみたいな感覚でみなさんと考えてゆきたいと思っています。
# by ANB27281 | 2012-08-15 18:27 | レビュー

あなたが私にくれたもの

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38回目の誕生日に、長男凜太朗から絵のプレゼントをもらいました。本人いわく「服の色づかいにすごく気を遣った」のだそうな。


凜太朗は、何をやらせても下手くそで絵も幼稚園の時は群を抜いてダメだったのだけど、小学校に入って急激に上手(本人比)になったなぁと、ちょっと感心してしまいました。でも、お父さんの名前は「まつもとせえじ」じゃないからね。今日もひらがなの猛特訓決定です。










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京史朗からはなぜか「ガム」のプレゼント。“お父さんが好きだから”という理由だそうで、正直そんなにガムが好きというわけではないので首をひねりましたが、「だって、お父さん車で大阪とか行くときいっつもガムもっとるがぁ!」だって。うわー、よく見とるな。下手に車にモノ置けないですね。男性なら、「ねぇねぇ、助手席に落ちてたよ。私こんなピアス持ってないけど、誰の?」と連れ合いから質問された経験が1度や2度はあると思いますが(ねーよ)、気をつけようと思います。


智香子からはユニクロのタンクトップ。好きな色合いですね。ユニクロの商品は本当に良くなりました。




そんなこんなで、みんなありがとう。これからもがんばります!
# by ANB27281 | 2012-08-14 08:10 | 恐るべき子供たち

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ブログ読者のみなさん、残暑お見舞い申し上げます。

このブログでは、子育てをメインに考えていて、個人的に考えていることはFacebookとメールマガジンを主戦場としてきました。



その考えに変わりはありませんが、せっかくこのようなコンテンツがあるのですから、もうちょっと真面目にメディアを使おうと反省しているところです。



私も今日で38歳になりました。これからもよろしくお願いします。
# by ANB27281 | 2012-08-13 08:10 | ブログ

はじまりのとき

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絢香さんの最新アルバム「The begining」お勧め!








絢香さんの復帰作となった「The beginning」。アルバムに伴う全国ツアー「LIVE TOUR 2012"The beginning"〜はじまりのとき〜」を、大阪城ホールまで観に行ってきました。普段は洋楽のハードロックとかヘヴィメタルといった、うるさい音楽(?)ばかり聴いているのもあって、少し緊張しないでもありません。




折しも天神祭・花火大会当日と日程が重なった大阪市内は、日中からいつにも増した熱気に包まれていました。宿泊先のホテルニューオータニ大阪は、大阪城ホールと目と鼻の先だからでしょうか、ロビーのピアノが夕方から「I believe」を演奏して、この地元ゆかりの歌姫の復活を心から祝福している。そんな印象を受けました。



定刻を少しすぎた会場で、ステージはアルバムの核心と言ってもいい「The beginning」からスタート。ヘヴィメタルとかだと、臭いおっさんが無意味に「ウォー!!!」とか言っていきなり会場が総立ちになるじゃないですかぁ?一言一言、噛みしめるように歌を紡ぐ彼女の声を、大阪の人人は座ったまま笑顔で迎えていて、何だか新鮮な気持ちになったりもします。










《泣いて 泣いて眠った

 目覚めた次の朝

 あなたが隣にいた

 全て満たされる瞬間

 目の前にある全てが

 消え去ってしまっても

 この瞬間があれば

 生きていけると信じられる》
(絢香「The beginning」より)










「今日は天神やろ?みんなこっちに来てくれたん?うれしいわ〜(笑)」




テレビに出演しているときはそういう印象が無いかもしれませんが、絢香は非常にMCが上手いです。大阪人と言ってしまえばそれまでかもしれませんか、会場を笑いをもって一瞬で虜にしてしまう。ファンも、そうした彼女の性格をよくわかっているのでしょう。巨大なホールで豆粒みたいにしか見えない彼女に対して、親戚の女の子にでも呼びかけるように「おかえり〜!」と声援を送り、絢香も「ただいま〜!」と応える。



「ヒロは元気〜?」




「・・・水飲むわ(笑)。・・・・・・元気やで(笑)」




「(笑)」






こんなに親しげなやりとりを通じて、ファンと絢香はアリーナ・スタンドとステージまでの長い長い距離を、ぎゅうぎゅう詰めのライブハウスみたいな親密感あふれる空間に変えてしまいます。「魔法使いのしわざ」だと思いました。





私はさほど音楽に詳しくありませんし、センスがある方でも無いのでよく分かりませんが、バンドの演奏と音響の良さも、特筆しておいていいのではないかと思いました。バイオリンや二胡の演奏で聴衆を魅了した土屋玲子さんや、最近だとSuperflyでの活動で安定した演奏を魅せてくれる、八橋義幸さんのギタープレイも、映像では確認したことがありましたが、実際に音を聴くと感動もひとしお。おまけに、そうした演奏と絢香の歌声が、「音が悪い」と定評がある(?)大阪城ホールのような巨大な会場とは思えないほどしっかりと楽しませてくれる。PAに携わった方は大変だったと思います。ポップスの世界ではあれがスタンダードなのか?ヘヴィメタルではちょっと考えにくい気がします←しつこい?(笑)






最新アルバムのライブツアーなのだから、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、ステージはアルバムをほぼ全曲カバーしつつ、絢香のMC・・・いやあれはおしゃべりというべきか(笑)と、ファンの間で「ジャパネット絢香」と呼ばれる、ツアーグッズのPRタイムをおりまぜ、気がつけば3時間という長丁場になりました。私はセカンドアルバム「Sing to the Sky」を高く評価していて、それに比べるとさすがの復活作も少しトーンダウンかなと思っていましたが、それは大きな誤りだったと気がつきました。ライブ演奏で聴く彼女の最新作は、躍動感と自信に満ちあふれたすばらしいナンバーばかりだったからです。結婚と、それから闘病という、人生の岐路を迎えた彼女は、辛いことも多いと想像しますが、非常に前向きなエネルギーで包まれています。ただ歌が上手いだけとか、ちょっと才能があるだけとか、そのような小手先の力だけではどうする事もできない、若い女性としての健全な魅力が彼女にはある。会場は、20代の女性がもっとも多かったですが、30代や40代の男性も多く、たまたまですが私の横は50代の夫婦(カップル?)だったという事実も、絢香が幅広い世代から支持と共感を得ている証左とも言えます。










《見上げた空には
 雲の隙間に わずかな青

 小さな希望のよう
 気づけたことが 嬉しかった

 うまくいかない事だってある
 立ち止まって空を見上げて

 未来の僕は夢を叶えたかな?
 そして新たな夢持ってるかな?
 誰かを強く守っているのかな?
 そこまで歩いていくよ

 悲しみのない世界があるなら
 きっと喜びもないはず》
(絢香「そこまで歩いていくよ」より)







キャリアが長いアーティストでなくても、ブレイクしたきっかけの曲など「誰でも知っている定番の曲」というものが、あります。それは時にアーティストの誇りにもなるでしょうし、あるいは時に自分自身を苦しめることもあるかもしれない。絢香には「三日月」という、類い希なメロディと、世代を超えて心に訴える詩を持った“名曲”があります。




私などは、当然パフォーマンスのハイライトでこの曲が出てくるだろうなと予想していたのですが、ついにどこにも登場しませんでした。ネットなどを中心に「いくらなんでも『三日月』も『I believe』も演らないなんて・・・」という声も出ているようです。正直、私も会場を出るときちょっと思った。



しかし、先述したとおり、そうした「過去」をよりどころにする必要がないほどの力が、最新アルバムにはありましたし、絢香とバンドメンバーの眼差しは完全に「前」に向かっているのかもしれませんね。ちょっと頭が悪いので間違っていたら申し訳ありませんが、セカンドアルバムから「おかえり」が演奏された以外、ファーストアルバムやセカンドアルバムからは1曲も演奏されなかったはずです。



レコード会社も移籍し、アルバムもセルフプロデュースで再出発となった「The beginning」という作品は、タイトルも含めてもっと深い意味と彼女の決意がある、そんなことを感じずにはおれません。人生のターニングポイントを苦しみながら丁寧に糧としている、1人の女性が目の前に等身大の姿で現れてくれました。現在はもちろん、10年後どんな姿でどんな歌を聴かせてくれるのでしょうか。今後が最も楽しみな歌い手の1人です。
# by ANB27281 | 2012-07-28 16:58 | ブログ

不良少女と呼ばれて

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幼稚園に、智香子の様子を参観しに行ってきました。2歳のクラスで、ただでさえまだ幼い子供たちだというのに、教室にお母さんやお父さんがやってきたので、走り回る子や、逆に泣き出しちゃう子でいっぱいです。




智香子は、上のお兄ちゃん2人に鍛えられている(?)からなのか、落ち着いた様子。落ち着いたというより、なんか貫禄があります(苦笑)。






落ち着いていると言えば、凜太朗も京史朗もゆめ組(2歳の未満児クラスの名称)の参観日のときは、体操をしてみせる場面で「ぼーーーーっ」と固まったままだったり、心ここにあらずといった様子で鼻くそをほじったりしていたのに、智香子は体操もしっかりできるし本当に観ていて「可愛い」です。親ばかもここに極まったと言わざるを得ません。














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でも、参観時間が終わってお父さんとお母さんが帰っちゃうときには涙がでちゃったね・・・。先に帰ってごめんよ。お父さんもお母さんも、お前の元気に遊ぶ様子を見ることができて仕合わせです。いっぱい遊んで、ぐんぐん大きくなってね。







おしまい。
# by ANB27281 | 2012-06-30 12:12 | 恐るべき子供たち

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凜太朗と私の珍道中も、途中なんどかアクシデントこそありましたが無事に終わりました。






ご存知の方も多いと思いますが、私は別段「アウトドア派」というわけではありません。どちらかと言えば、エアコンの効いた書斎でじっと本を読んで過ごしたり、シックな空間デザインのバーで熟成されたウィスキーを転がしながら会話を楽しむほうが好きなのかもしれません。




それでも、ビジネスパーソンとして、いわゆるスーツを着てネクタイを締めた人たちと交流する機会が多いからこそ、たまにはそのような関係を忘れてただたき火をぼーっと見るだけの夜があっても良いと思ってきましたし、できれば、息子と「サシ」で無茶ができればなお良いなとも思っていました。





だから、別に行き先は四万十川でなくても良かったかもしれません。ランバージャックスの岡本さんに声をかけてもらわなければ、あるいは一生行くこともなかったかもしれません。父1人ガキ1人でのツアー参加は、岡本さんはもちろん他の参加者の方にもご迷惑をかけたと反省したりもします。つうか、カヌー勝手に流した我々を、快く救出してくださった平沼ファミリーのみなさん、あなたたちは命の恩人です(笑)。






凜太朗をさずかった時から、ブログやSNSを通じて私なりの「子育て論」を展開してきました。ご興味をもっていただいた個人や団体からお招きいただき、講演も何度か行った経験もあります。そうした中で私は、「男はもっと子育てを楽しもう」と訴えてきたのでした。




時代の流れなのか、休日に子供のおむつを換えたりだとか、多少料理や掃除などの家事を行う男性を「イクメン」と称してもてはやす風潮があります。もちろん悪いことではありません。できないより何でもできるほうが、男性だって女性だって良いに決まっています。ただ、私はそんな子供だましみたいな程度で「子育て」を語って良いのだろうかという疑問が、ずっとある。






逆説的に言えば、はっきり申し上げて男たちはナメられているのではないか。






おむつなんてね、2度3度やったらアホでもできるようになります。その程度のことができたくらいで「お宅のご主人すごーい!」とか言われて、あなたはそれで良いのですかと私は言いたい。






女性に、子供を育てるという人生最大のエンターテインメントを独占させるのは、そろそろ終わりにしませんか。





何も日本中のママたちに喧嘩を売ろうというのではありません。自分の子供を、男女で一生懸命育てて行こうという、良い時代になってきたのです。そのためには、どうせなら子育ては50・50(フィフティ・フィフティ)でやったほうが結局ラクなんです。




それでも、男と女で役割だとか”向き不向き”というのはあるでしょう。たき火をしたり外で虫を捕まえて遊ぶというのは、父親のほうが向いている気がします。そのようなチャンスを、私は男として見逃したく無いのです。





作家の日垣隆さんは、3人のお子さんの子育てを綴った名作「子どもが大事!」でこう記されています。




《富士山型のラインを思い浮かべてください。右肩あがりの上昇期には、子どもは親に全面的に依存しています。頂上にあたる短い最盛期は、子の小学生プラスα(アルファ)と考えてもいいでしょう。それぞれの家庭史における下降期は、子どもたちが自立をめざして巣立っていく課程です。(中略)ですから、親としてできることは、また為すべきことは、家族の短い歴史を自覚し、最盛期を延長することです。いいかえれば、子どもが家を離れ経済的に独立していくまで、親が責任をもって子を監督すること、そしてそれを楽しむことです。俗っぽくいえば、お前は俺(私)のもんだ、と。》(日垣隆著「子どもが大事!」 信濃毎日新聞社)






いささか心配が多い凜太朗ですが、つい昨日まで泣きながら幼稚園に通っていたと思っていたのに、四万十では小学5年生の子と仲良くさせてもらい、まるで子分のように私から離れて遊んでいました。






いつの間に。





この子もあっという間に中学生とかになって、あっという間に家に帰ってこなくなってくるでしょう。子供を自立させるのが親として最大の務めというなら、それは喜び以外の何ものでもない。でも、ちょっぴりさみしい気がしないでもありません。それが人情というものでしょう。






だから、今「最盛期」を迎えているこの子と私の関係を、私自身がおもいっきり楽しむのは、とても重要なことだと考えてきました。有料メールマガジンでも記しましたが、「息子さんと2人であんな経験をなさって、ホント子供思いですよね」とお褒めいただく事がありますが、正確にはそれは違います。あくまで、親である私が勝手に楽しんでいるだけです。それ以上でも、またそれ以下でもありません。




凜太朗は環境の変化にとても弱い子だと言われてきましたし、妻も私もそう思ってきました。いや、今でも思っていないわけではありません。ただ、少なくともお父さんと2人っきりで、見たことも聞いたこともない土地で、知らない大人や子供たちと、数日に渡って「暮らしてみた」経験を見る限り、とても弱い子ではないと確信した次第です。




帰りの車は、行きの3割増しでおしゃべりが盛り上がりました。それは、四万十の夜空を埋め尽くした星のようなキラキラした体験談を、息子と私とで共有できたからだと思います。父親は、母親とちがって「息子と友達になれる」という、恵まれた性を授かっています。この事を、心からありがたいと思いました。






「なぁなぁ。お母さんも良いけどお父さんといっぱい遊んで楽しかっただろ?」






快晴の瀬戸大橋を走行しながら凜太朗に質問してみたところ






「えー、はやくお母さんにあいたいよ〜」






と甘えた声で答える凜太朗。理想的な父親への道は、遠く険しいのです(苦笑)。








おしまい。
# by ANB27281 | 2012-05-26 17:41 | ブログ

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あさ目がさめると、みどり色のふくろの中でお父さんとぼくは寝ているのに気がつきました。お父さんは行きの車のなかでなんかいも「お母さんがいなくてもちゃんと眠れるか?」としんぱいしてくれました。まえも書いたけど、こんかいの旅行中、お父さんは今まで見たことないようなしんぱいそうなかおと、それから見たことないようなたのしいかおをしていたとおもう。どうしたんだろう。






だいたい、お父さんはぼくのことを子ども子どもってバカにするけど、もう小学生なんだからホントはおとなみたいなもんだとおもってる。川でかおをあらうのもこわくないよ!「5月の四万十の気候は心が洗われるなぁ」と、お父さんはひとりごとを言ってた。こころをあらうってどういうことだろう?











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朝ごはんをみんなで食べたあとは、しまんと川でカヌーにのってあそぶことになっていました。帽子をかぶったおじさんが、カヌーののりかたをおしえてくれて、お父さんはいっしょうけんめいきいていた。ぼくは、そんなことより早くカヌーにのってあそびたいとおもうのに、なかなか乗れずイライラしてきました。






5月のしまんと川は、まるで天然のプールのようです。きゅうなながれのところもほとんどなくて、お父さんのおぼえたてのこぎ方でもスイスイときもちよくすすんで行きました。お父さんはカメラを水がはいらないようなふくろにいれて、カヌーのうちがわからさつえいしようと楽しみにしていました。たぶん、ぼくのようすをお母さんに見せたかったのだと思う。お父さんはそういうのがすごく好きなところがある。ぼくや京ちゃんのかおをしゃしんにとって、よくお母さんと笑っているもの。






ジケンがおきたのは、カヌーにのって1じかんくらいしたころでした。川がぐにゅ〜とまがっているところで、ながれが少しはやくなるところがあったんだけど、そこでまちがってぼくとお父さんが乗るカヌーがひっくりかえってしまった!




ぼくとお父さんはあたまから川にどすーん!というかんじでほうりこまれて、ぼくは足が川ぞこにつかないのでしぬかとおもいました。お父さんは泳ぎがとくいでは無いから、たぶんもっと死ぬかと思ったかもしれない。「凜太朗〜〜〜っ!」とものすごく大きなこえを出して抱きかかえてくれましたが、たいせつなカメラはふくろごと川にながされてしまいました。







でも、ここだけの話、僕はスイミングスクールでいつもれんしゅうしているので、最初だけびっくりしたけどホントは川でおよぐのもわるくないなと思いました。お父さんは、その後またカヌーにのってから何度も「凜太朗大丈夫か?ごめんよ・・・」とあやまってきたけど、そんなにあやまらなくてもいいのに。だって僕もうおとなだから。








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ゆうがたまでに、僕たちは12キロものながいきょりを川くだりしました。ゴールにつくと、おばちゃんたちがカレーを作ってくれていて、カレーができるまでのあいだに、川でおよいで遊んだりしました。2日めは、おとなも子どももふえて、ぼくはおにいちゃんたちにいっぱい遊んでもらった。自分たちで火をおこして、おにいちゃんがつった魚をやいて食べたりもしました。火は、さいしょこわかったけど、ものすごくこうふんしておもしろかったです。帰りの車のなかで、「たき火であそんだのが、ぼくいちばんおもしろかったよ!」とお父さんにおしえてあげたら、お父さんもよろこんでた。「大人になると火を使わない火遊びもあるんだぞ〜(笑)」というけれど、僕にはまだよくわかりません。











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それにしても、お母さんのつくったカレーがせかいいちおいしいと思っていたけど、キャンプで食べたカレーのおいしさには心からびっくりしたね。「お前その顔最高だな(笑)」と、お父さんもおおよろこびでした。お父さんも、こんなにおいしいカレーを食べればいいのに、ビールをのんだりウィスキーをビンごと飲んだしして笑ってばっかり。おとなってバカだなあ。













つづく。
# by ANB27281 | 2012-05-25 16:48

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お父さんが「大きな川に遊びにいこう」とさそってきました。おとうとの京ちゃんは川とか虫とかがだいすきだけど、ぼくは正直あまり興味がありません。でも、お昼ごはんを食べさせてくれるというので、それならいいかなと思っていくことにしました。




お母さんやちかこもいっしょだと思っていたのに、行くのはお父さんとぼくだけでちょっとしんぱいです。おとうさんは、車をうんてんしながら「小学校で仲の良い友達はできたか?」「給食で嫌いな食べ物が出てきたときはどうしてるの?」「集団登校のとき、いっつも凜太朗をいじめてくるコがいるだろ。あれ、どうしたら良いと思う?」と質問をいっぱいしてきましたが、ぼくはあまりふかく考えたことがないので、てきとうに答えておきました。おとうさん、なんだかいつもと少しちがってみえます。






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おみせにガチャガチャがあったので、お父さんにお金をだしてもらってあそびました。普段のおとうさんはケチなのでめったにさせてくれません。この日はやたらとやさしいお父さんです。「お母さんにはナイショだぞ」といっていました。ぼくはないしょごとが苦手なのに。










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車で7じかんもはしりました。おしりが痛くて、とちゅうなんかいも休憩しました。見たこともない大きな橋をわたったら、みちにヤシの木とかが生えているところについたので、ぼくはてっきり外国にきたのだと思いましたが、「ここは四国だ」とお父さんがいいました。ちなみに、そのとき通った橋は「せとおおはし」というのだそうです。ずーっとずーっと車ではしって、くねくねまがった山道をゲロをはきそうになりながら走ったら、今までみたこともない川が流れていました。





「あ、たぶんあのテントだぞ」





とお父さんはいいました。「お父さんのお友達の岡本くんという男の人がいます。そこの家族の人や、他にも家族の人たちがやってきて、今日からここでキャンプをします。キャンプというのは、お外で泊まりながら、魚をつったり川で遊んだりすることです。料理も、お外でみんなで作ってみんなで食べます。カヌーという船で、川下りという遊びもします。」と、車の中でせつめいをきいていたので安心です。お父さんとお母さんは、いつもと変わったことをするときは、いつも「何時に・どこで・だれが・だれと・何をして・それはいつ終わって・その後どうする」とせつめいしてくれます。ぼくは、きいていないことをやったり、よていが急に変わるととてもふあんになってどうしたら良いのかわからなくなってしまうからです。







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ごろごろした石がいっぱいありました。皆生の砂浜とはずいぶんちがうなあ。ずっと車にのっていたので、石をなげたりして遊びます。








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夜は、大人といっしょにたき火をかこみながらご飯を食べたりおしゃべりをしたりします。すっごくこうふんしました。









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テントで寝るのははじめてだったので、少しきんちょうしました。大人が、たき火のまわりでお酒をのみながらおしゃべりをしていてぜんぜん眠れません。めいわくだったので「しずかにしてください!」と怒ったのに、笑ってきいてくれませんでした。大人はいつもかってです。すこしムッとしましたが、目をつむっていたら眠りにおちました。夢のなかに、やさしいお母さんがでてきて、ぼくは少しおかあさんに会いたくなりました。







つづく。
# by ANB27281 | 2012-05-23 15:08 | 恐るべき子供たち

凜太朗の入学式

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凜太朗が小学校に入学しました。不安定な天候が続く山陰ですが、ポカポカ陽気で桜も見頃という絶好の入学式日和(?)だったと思います。おめでとう。






凜太朗は発達に障害があるので、通常のクラスとは別に特別支援学級に入ります。人の気持ちを察したり、気持ちを抑えるのが苦手。あと、発音が年齢の割に上手くコントロールすることができず、主語と述語の概念もなかなか理解できていない様子です。「2つの作業を同時に進行する」というのが基本的にできません。












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入学式のなかで、特別支援学級についての紹介と説明が小学校からありました。「人の成長には、それぞれ違いがあるということを分かってあげてください」という言葉が身にしみます。私も人の気持ちを察するのが苦手(笑)なので分かるのだけど、凜太朗は3人の子供の中で群を抜いて「優しい」性格の持ち主です。いつも弟と妹の事を考えていて、でも感情をうまくコントロールする事ができないので1人になっちゃうんだよね。小さいうちは大変だと思うけど、中学生ぐらいからその孤立をむしろ楽しむ事ができる強い精神力と、持ち前の優しさが開花した魅力的な男の子になって人気者になると思います。がんばりたまえ。





発声に問題があるのに、毎日のように創作の「こわい話」をつくって聞かせてくれるのでお父さんは理解に苦しむよ(笑)。「むかーし、むかーし、女がいました。その女は・・・」と抑制を効かせた語り口でイイ線いってるんだけどなあ。他人を飽きさせない作り話がいっぱいできる人になってもいいかもね。今日から遠い小学校まで歩いていくけど、絶対迷子になると思います(笑)。その目でいっぱい世界を見つけてください。
# by ANB27281 | 2012-04-11 06:12 | 恐るべき子供たち

広島お好み焼ツアー

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投稿が後先しましたが、先週家族で広島へお好み焼を食べに行ってきました。





妻が独身時代にアルバイトをしていた米子の居酒屋で、いっしょに働いていたケンタさん。そのケンタさんが広島のお好み焼き屋さんで本場の広島焼の修行をしていると聞き、これは応援に行くしか無いと行動に移したわけです。子供たちが春休みで家におり、朝からうるさいのでドライブも兼ねて。片道4時間ほどの道のりは、途中山越えで下の子2人がゲロを吐いたりまぁ色々ありましたが(笑)、それもまた一興(?)です。








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お店は、安佐南区にある「KICORI(きこり)」。朝7時に米子を出て、11時の開店に間に合いました。久しぶりの再会を喜びつつお店のオーナーにご挨拶。早速焼いてもらいます。




出前もやっているからでしょうか。開店と同時に鉄板スペースはご覧の野菜大盛りな広島焼が所狭しと焼かれていきます。店内も、あっという間に昼食にやってきたお客さんで満席に。かなりの人気店のようですね。






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期待に胸をふくらませるヒトビト(笑)。目の輝きを見よっ。








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メニューは鉄板焼き、お好み焼きとたくさんありましたが、「牡蠣スペシャル」をチョイスしてみました。大ぶりの牡蠣とネギがたっぷりのっていて、これは美味い!わざわざ広島まで来た甲斐があるというものです。







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「うわ〜!お好み焼きのなかにラーメンが入っとるっ〜〜〜!」





と、大興奮の子供たち。ラーメンじゃないけど、まあいいわ。春休みのいい思い出になったかな。




食後は安佐動物園に行き、その足で米子へ帰りましたとさ。お父さんはぐったりです。おしまい。




【お店情報】
お好み焼・鉄板焼き「KICORI(きこり)」
広島市安佐南区中筋2-5-30 ハイツタカ1F
082-870-5208
営業時間/(昼)11:00〜15:00 (夜)17:30〜21:30
定休日 /毎週月曜日(祝日の場合は営業・翌日休業)
# by ANB27281 | 2012-04-09 08:54 | ブログ

ちかこの入園式

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今日は智香子の入園式でした。本来なら来年3歳からが幼稚園のスタートなのかもしれませんが、2歳から受け入れてもらう「未満児クラス」へ。いろんなお友達と、早く仲良くなってください。






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たくさんのお兄さん・お姉さん、それから先生や来賓の方に囲まれた賑やかな入園式。さすがに3人目ともなると親は余裕が出ています。智香子も幼稚園には何度も遊びに来ているからか、先生が見せてくれたダンスを楽しむ余裕があったようです。






でも、その後お母さんが別室で入園後の説明を受けるために退席すると大号泣・・・。担任の先生をグーでぶん殴るという暴挙(!)で暴れていました。ま、家では毎日そんな感じなんですけどね(苦笑)。



「おおお!松本家の最終兵器がついに来ましたね!」と、先生はさすがのコメント。ぶん殴ってすいません(汗)。







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仮にも父親なら、どんな不細工な娘でも可愛いと思うのが人情というもの。妙に制服姿が貫禄ありますが(笑)、月曜から期待に応えて大ばれしておいで。
# by ANB27281 | 2012-04-07 22:20 | 恐るべき子供たち

コーヒータイム

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自宅で本格的なエスプレッソ&カプチーノが作れちゃいます!








お世話になっているデンキ屋さんの紹介で、Panasonic製の家庭用エスプレッソマシーンを購入しました。




ヨーロッパ製のものとかの方が良いのかわかりませんが、機械オンチで不器用な私には国内製のものの方が良い気もします。実際、とても使いやすく手入れも簡単。意外に思われるかもしれませんが、コーヒーや紅茶といった、お茶をたしなむリテラシーが今まで無かったので、これからは楽しく勉強してみようと思っています。



エスプレッソマシーンですが、エスプレッソ用の豆を切らして今はただのコーヒーメーカーとなってますが(笑)。ドリップコーヒーも(当たり前だけど)普通にできます。ほっこり。
# by ANB27281 | 2012-03-25 10:28 | ブログ

袖触れ合うも多生の縁

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関東で他人丼といえば豚肉で作るそうですが、関西で他人丼いうたら牛肉を玉子でとじた丼ですよね。何しろあそこは牛肉を愛でる土地柄だからトンカツよりもビフカツのほうが市民権を得たりしている。私も、どちらかと言えば牛肉で作った「他人丼」が好きだな。山椒をどっさりかけて、唇がひりひりするくらいがちょうど良い気がします。







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たまごが大好きなあなたはここからどうぞ






書店で絶賛発売中の別冊dancyu「料理男子」。今号はたまご特集でしたね。半熟好きにはたまりません。この中で料理研究家の土井善晴さんが親子丼について


《親子丼は、具の旨味が出た煮汁を卵でとじ、ごはんにのせて、煮汁ごと味わう料理。つまり、煮汁のおいしさが、うまさの決め手となる》(「料理男子」vol.4 P.29)



とおっしゃっていましたが、まったくその通り。出汁を効かせて、ただ甘いだけでもなく、かといってしょっぱいわけでもない、甘辛くてごはんに合う煮汁は、親子丼だけじゃなくてどんな和の丼にも共通しますね。本の中で土井さんが「丼だれ」なる万能煮汁のレシピを紹介していますので、ぜひご参考になさってください。




私の家では砂糖は使わず、もう少しシンプルに出汁:本みりん:醤油=7:5:3の比率で合わせたものを使っています。
# by ANB27281 | 2012-03-24 12:47 | ブログ

へこたれない

子供たちが通う幼稚園が春休みに入りました。平日は時間外保育をお願いしたりする事もありますが、原則犬みたいにうるさいのがずっと家にいるわけで、はっきり申し上げて迷惑である。










昨日の金曜日が終業式。昼前に帰ってきたので家族で「キッチン ピノキオ」へ昼食を食べに行ってきました。ピノキオの男前シェフ谷口くん家と我が家は、4月から子供を同じ小学校へ通わせる事になります。どうか、今まで以上によろしくお願いしますね。











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ハッスルしてお店に行った京史朗でしたが、食事が出てくるまでの行儀が悪く妻に叱られご覧の様子。どんだけ凹んでいるのでしょうか(笑)。京史朗は、あらゆる点で「パフォーマンス」が得意です。大人の私でも学ぶ点(?)が多い。









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ま、5分もすればこんな感じでケロッとしています。子供は立ち直りも早いね。






しっかり叱って、しっかり褒めていこうと思います。大きくなれよ。
# by ANB27281 | 2012-03-24 09:52 | 恐るべき子供たち

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです