Lady Madeなメタルバンド

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カワイイ!カッコ良い!上手い!Cyntiaがいよいよメジャー・デビュー!「Lady Made」はこちらから





女性ーいや、この際“女の子”と言っていいと思うのですが、その女の子とロックバンドというと、かつては無理をして女性らしさを隠してワイルドさを演出してみたり、逆に田舎の温泉街から出て、目狐(笑)のような妖艶さを醸し出す人たちが多かった気がします。



時代が時代だったといえばそれまでですが、どこかで「男に負けられない!」といったところがあったと思うのですよね。モロ、ヤンキーみたいな歌詞だったり。



その点、90年代に一世を風靡したPrincess Princessは立派でした。同世代の等身大な女の子の気持ちを、軽快なビートと親しみやすいメロディに乗せ瞬く間に国民的なバンドになったのを、当時青春時代を過ごした方はご存知のはずです。私の記憶がたしかなら、「女性だけのロックバンド」として、彼女たちを越える成功を手にしたグループはいないのではないか。



今日ご紹介するバンドCyntia(シンティア)は、昨年9月にインディーズよりアルバム「Endless World」でデビュー。シングル「Run To The Future」がオリコンチャート28位を記録するなど、さっそくファンを獲得し、今月いよいよメジャー・デビューとなるアルバム「Lady Made」を発表した、文字通り波に乗っているグループです。



何より面白いのは、彼女たちがいわゆる「ヘヴィメタル」と呼ばれる音楽形態を選んでいるところ。ご覧ください、このギャル風のファッションを(笑)。てっきり冗談みたいな子たちだと思っていたら(ごめーん)、これがまた演奏が上手い!それでいて、かつての女性ハードロックバンドにありがちだった、妙にギラギラしたケバさがありません。




普通に可愛いのに、めちゃくちゃメタル。



エレキギターの教則ビデオ講師も務める、ギタリストのYUIさんをはじめ、心地よく安定した演奏力を見せるメンバーと、元アイドルからオーディションでフロントの地位を掴んだ、異色の経歴を持つSAKIさんの、確信犯的な売り出しも嫌味というより、見てみて清々しいものがある。プロモーションビデオでこれ見よがしに強調される胸の谷間(♡)も、かつての目狐(しつこい)とは一線を画する健全なエロさで、いかにも現代的だと感じます。



今までありそうでなかった、また、女の子が努力と実力を気負い無しで表現できる、来るべき時代に出てきたともいえるロックバンドの登場です。80年代の伝統的なハード・ロック、ヘヴィ・メタルへの敬意を隠さず、様式美としてのギターとキーボードに、ポップでキャッチーなボーカルがメロディを乗せる。一歩間違えば“色物”と烙印を押される危険もあるでしょうし、実際キャバ嬢風のルックスが気に入らない人もいるかもしれませんが、嫌味の無い演奏力と楽曲に裏打ちされたバンドは、それ以上の人気をメタルファン、いや、ジャンルを超えた人たちから獲ることに成功するでしょう。「辛口」として名高い、ヘヴィ・メタル専門誌「Burrn!」において、その年デビューの新人アーティスト中、今後最も活躍が期待される「Brightest Hope」部門に、海外も含めた男性アーティストを差し置き、栄えあるチャンピオンの座を勝ち得た実績は、その象徴だと言って良いと思います。





無粋を承知で敢えて記せば、他にもっと上手なバンドはいっぱいいます。技巧派と記しましたが、もっとテクニカルなギタリストを擁するメタルバンドははいて捨てるほどいるのですよ。しかし、バンドはあくまで全体から出るオーラが大事。これだけ楽しそうで、こんなにもメロディアスで。ハードでちょっとだけエッチなメタルバンドの出現は、いささか先物買いだと言われても、私は買います。








by ANB27281 | 2013-03-31 11:38 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです