2013年 04月 19日
いりこ出汁教室
和食はお出汁の料理と言われます。
お店はもちろん、家庭料理でも手作りのお出汁はあらゆる料理に重宝するのは言うまでもありません。
しかしながら、市販の顆粒出汁などを代用しているご家庭が本当に多くなってしまいました。男性はもちろん、主婦である女性も仕事をする現代、それは仕方がない一面がありますし、また、現実問題として市販のものも美味しいものです。
ただ、手作りで作る出汁も、ちょっとしたルールさえ掴んでしまえば、別段難しいものではありません。というか、かつお節などもそうですが、乾物を中心に据え置いた和のお出汁というのは、誤解を恐れずに記せば「水で戻して炊」けばスープができるのです。
今日開催した料理教室のテーマは、ずばり「出汁(だし)」。参加者でいりこの頭とハラワタをとり、昆布といっしょにいりこ出汁を引きました。といっても、みんなで作業をするにはとても単純な手間ですから、おしゃべりがおもな仕事といっても過言ではありません(笑)。
そのいりこ出汁で味噌汁を作り、別に作っておいた筑前煮とほうれん草のおひたし(共にいりこ出汁を使用)、シャケの塩焼きとご飯を用意して昼食を取りました。ま、良くも悪くも非常にシンプルな、絵に描いたような「和の定食」です。素朴な中にも、口いっぱいに出汁の香りとおいしさが広がる、楽しい料理教室になったと思います。
参加くださったみなさん、本当にありがとうございます。次回もご期待ください。
by ANB27281
| 2013-04-19 16:06
| 料理教室