献立れんしゅう帖

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“一汁三菜”からはじめる献立づくり。「献立れんしゅう帖」はこちらから。






例えば料理教室でもテレビの料理番組でも良いのですが、「おかずをつくる」という事を考えようとすると、人はどうしてもメインについてだけ考える傾向にあります。サーモンのソテーならサーモンのソテー、鶏の唐揚げなら鶏の唐揚げ・・・ま、そりゃそうだわな。




ですが、よほどおかしな食生活をしている方以外なら、鶏の唐揚げだけ食べておなかいっぱいにするのもしんどいですし、食卓にご飯とサーモンだけというわけにはいかないでしょう。そう、普通は、味噌汁や副菜類が1つとか2つあって、はじめて豊かな食卓となるわけです。




《かつての日本の晩ごはんでは、ご飯におつゆ、魚か肉のおかずがひとつ。そして、野菜や豆腐などの小鉢が2品と汁ものがついた「一汁三菜」という食事が、ごく一般的なものでした。

一汁三菜は、いろいろなものが少しずつ食べられます。この形にそって食事を用意していれば、自然に栄養のバランスが整います。3つのおかずが食卓に並ぶと彩りもよくなり、食欲がわいてきます。そして、食感や味に変化がつくので、食べ飽きることがなく、最後までおいしく食べられます。》
(「献立れんしゅう帖」 村田裕子著 池田書店P.4)




1つのおかずを作るのでも大変なのに、3つも作るなんて無理!という声が、私の料理教室に通う、料理の超苦手な女性から聞こえてきそうですが(笑)、主菜となるおかずと違って、副菜類の多くはいわゆる“常備菜”。多めに作っておいて、その都度食卓に出すものでしょう。料理上手のお母さんとかは、みなさん調理が美味いのはもちろんですが、むしろ段取り力とでもいうような時間配分を上手につかって、食卓に彩りを、家族に笑顔を運んできました。




料理研究家の第一人者とも言うべき村田さんの最新刊は、カロリー計算や野菜の理想的な摂取量など、個人的にはいささか“詰めすぎ”な感もありますが、考えようによってはこれ1冊でいろいろ勉強になると思います。《一汁三菜を作る時間がないときは、「一汁二菜」でもいいんです。無理せず、自分のペース》と言われると気が楽になる?



育ち盛りの子供とちがって、おじさんはこうした「副菜」に弱い気がします。酒のつまみに軽く小鉢があると嬉しいよね?家族構成や嗜好によっていろんな切り口ができる本だと思いました。
by ANB27281 | 2013-02-04 18:42 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです