柚子屋旅館

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先日の京都旅行。一泊目の宿は「松本さんが好きなところを選んでください。ちょっと良いところがいいな」と言ってもらえたのもあり、以前から一度泊まってみたいと思っていた「柚子屋旅館」を選択しました。祇園の八坂神社の前にあるとても小さな旅館ですが、2005年のリニューアルオープン以来、評判の宿だからです。




旅館の名前にもあるとおり、ここのコンセプトはずばり「柚子(ゆず)」。八坂神社前の「え?こんなところに旅館が?」という入り口から階段を登ると、玄関にさわかな香りの柚子が高く積み上げられた状態で迎えてくれます。




もちろんそれだけではなく、例えばお風呂にもゴロゴロと柚子が浮かんでいたり、夜の会席料理にもアクセントとして柚子が再三登場。柑橘の香りばかりで正直後半飽きるかも?と思っていましたが、食材と不思議なマッチングがあって、その都度柚子が持つ違う一面を見せていただいた、そんな新鮮な気分でした。





“名物料理”としてグルメにも知られる〆の柚子雑炊(土鍋の中に切込が入れられた柚子が丸ごと1コ入っている)や柚子の果汁を使った日本酒ベースのお酒など、非日常の空間が楽しめるのは旅館の醍醐味だと思いました。ラジオでも笑い話としておしゃべりしましたが、大切な異性とこっそり訪れたい旅館です(残念ながら私は違いました(>_<))。











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飲食も旅館もメーカーも自治体も、男と女もいまこそ「再生する底力」を!






ところで、この名物旅館を手がけたのが、数々の飲食店経営でヒットを飛ばして知られる、際コーポレーションの中島武さんです。数年前に、とあるセミナーの課題図書として本書が選ばれ、初めて読んだ私はいろんな意味で感銘を受けました。







《でも、大繁盛店だった店も、繁盛しなかった店も、「猛烈に行列のできる店」ほどではなくても、「いい店」として地道に繁盛し続けていくはできるのです。そのためには、何が必要か。

その店を再生しつづけることです。

お客さまに「また来たい」と思ってもらえるように、いつでも新鮮な感動や、清潔で居心地のいい環境、安定したおいしさを提供できるようにすること。そして、ちょっとしたことなのですが、時代の流れをよく読み、必要な時にいつでも再生に取り組むこと。

再生の努力をしないで放っておくと、すぐに店はだめになってしまうのです。》
(「そのお店、いまなら再生できます」P.11)



昨年末、ブログだったかFacebookだったかメルマガだったかラジオだったか忘れましたが(苦笑)、何かを止めずに続けようとしたとき、「継続」の実態はじつは「やり直し続ける」ことだという、先輩から聞いて感銘を受けた言葉を紹介しました。やり直しとは、言うまでも無く再生の事ですよね。




あらためて本書を読みましたが(もちろん柚子屋旅館再生の物語にも触れられています)、何も経済とか経営に関わらず、生活のそこかしこの局面で取り入れるべき面があるなと私は感じるのですよ。





たとえば、引用部分の「お店」を、「結婚生活」と置き換えてみてください。





ほら、ある人にとってはグッと考えさせられる親身な話になるかもしれません。仕事でも男と女の関係でも、「再生」というは非常に身近で本質に迫るイシューです。



この本を課題図書として読む事ができたセミナーのタイトルは「持続可能性としての恋愛論」、というものでした。
by ANB27281 | 2013-01-17 18:09 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです