生物と無生物のあいだ

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「新書」の真骨頂!至極のサイエンス謎解き!「生物と無生物のあいだ」








今更ながら福岡伸一先生の本を読んでいます。


書評ブログを書いておいて何ですが、私は別段読書家というわけでもなく、広いジャンルの本を今まで読んでこなかったと自覚しています。とりわけ科学ーサイエンス系の本には抵抗があります。





だいたい、高校生のころから生物とか化学って苦手なんですよねぇ。ほら、デオキシリボ核酸とか。ヌクレオチドって何?って感じ。




「生物と無生物のあいだ」は、出版された時からあちこちで好意的に取り上げられていましたし、2007年に出版されて以来、私が今回買うまでに33刷(!)にもなる大ベストセラーです。今回遅ればせながら福岡さんの本をいくつか読み、人気の秘密がわかった気がしました。


平易な文章で温かく、叡智で論理的なのに優しくて、科学的なのに一級の文学作品なのですね、要するに。




一行で「要して」しまったので、もうこれ以上ブログで書きようがありません。いわゆる「サイエンスに蒙い一般読者に、分かりやすく解説する」といった新書とは言えないかもしれませんが(もちろんそういった一面もあります)、それ以上に、生命の事を地味に、ロジカルに記述しているのにこんなに感動的でぞくぞくするほどミステリアスだと実感するという意味で、普段推理小説をはじめ文芸を親しんでいる人全般に読んでもらいたいと思います。今思ったけど、「生命」について真摯に真剣に考えていったら、それは文学にならざるを得ないのかもしれませんよね。
by ANB27281 | 2012-11-06 10:35 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです