上手な愛し方

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愛を取り戻せ!「上手な愛し方」をすべての男女へ







ちょっと、書店で手にとってレジに持って行くのが恥ずかしいタイトルの本です。



それはさておき、近年SNSなどのメディアを通じて、たくさんの友人がパートナーとどんな交際をしているのか家に居ながらにして分かるようになってきました。大して聞きたくもないのに、プライベートな投稿をガンガン勝手にやる人人がいるからです(笑)。そこで驚きをもって気がつくのは、ラブラブ(死語)とまでもいかなくても、上手くやっている男女とそうでない男女との乖離です。



もちろん、プライベートとはいえある程度の「盛り」はあるでしょう。一般素人だからとて、文章を書いて公にするというのは、大なり小なり「盛り」という名の整理整頓が必要だからです。でも、パートナーと上手くいっていない人だって、「さすがにこれ以上は書けない」という意識が働いているはずですから、やはり、上手に恋人や家族と付き合っている人と、いつも相手の事で悩んだり、恋人ができない人との間には、ぞっとするほどの乖離があるのではないか。





要するに、愛し方が下手なのですよね、上手くいかない人は。ここ、いきなり要しちゃダメですか?




本書は、とても容易な言葉の数々を使い、人生の様々なステージで相手を「上手に愛する」エッセーが収録されています。当然、夫婦だとか恋人同士といった、特定の異性を想定したものがターゲットですが、もっと大きな視野に立って、かけがえのない友人や仕事でのパートナーへの愛し方も含まれる。読んでいて、そんな事を考えたりも個人的にはしました。




よく知られているように、西洋(キリスト教)から【Love】という概念が輸入された時、私達の先祖は訳し方に困ったと言います。今では「愛」という漢語にネガティブな匂いは感じられなくなってしまいましたが、昔は必ずしもそうではありませんでした。男女間での「愛情」も、「色」など他の字が当てられる場合が多かったのであり、例えば親が子を「愛する」という感情も、「慈」といった概念が使われていたわけです。



苦肉の策として、【Love】は“お大切”と訳されたと聞いたことがあります。




ちょっと笑ってしまうような話かもしれませんが、しかし私は、現代日本で、もっと「お大切」くらいのおおらかな気持ちで、【Love】という概念を取り込んでみてはどうなんだろうという、ある種の仮説を持っています。言い換えれば、相手を普通に大切だと思う気持ちを、「愛している」という言葉で表してもいいのではないか。



今日のブログは、要してばかりで申し訳ありませんが、一言で敢えて要約するのなら、現代という時代は「相手を大切に思う」ことに対して、不器用な人が増えている時代だと思っています。愛が足りないのかもしれません。




分かっているようで分かってない、実践しているようで実践できていない、目からウロコの言葉がたくさん出てきます。さまざまな年代の、男女それぞれに読んでもらいたいと思いました。恥ずかしくてもレジに持って行ってください。
by ANB27281 | 2012-10-28 17:12 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです