悪知恵という名の福音

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仕事ができない部下はネジだと思えば腹も立たない?「生きる悪知恵」を身につけよう!






西原理恵子さんの魅力が、悩める男女を今回も救ってくれました。



苦労をたくさんすれば良いというものでは無いと思いますが、苦労を通じて「優しさ」を身につけた人。また、その優しさで世界を見る事ができる人は、やはり強いし、圧倒的な魅力がある。西原さんの作品のどれにも通じるものは、そんな優しさだと思ってきました。




「悪知恵」だとか「正しくない」とか書いてありますが、薄っぺらい正義だとか正論など吹っ飛んでしまう、人生のリアルな格言に満ちています。回答の最後に結論を一言でまとめたものが書かれているのですが、座右の銘でトレイに書いておきたいほどです。トイレかよっ。





《働く嫁ほどこの世でありがたいものはなし。》
*失業後派遣だった妻が正社員となり「主夫」になるのに抵抗がある男性への回答




《そのうち死ぬから、放っておけ》
*義母から「早く子供を」とのプレッシャーを受ける女性への回答




《空気読めなくても許される人間になれ》
*「空気が読めないヤツだ」と人から言われる男性への回答






家族や仕事、はたまた「男と女」といった問題が、かつてと比べて窮屈に論じられるようになっている気がしています。それは、経験に裏打ちされていない空論が、なぜかは分かりませんが幅を利かせるようになってきたからかもしれませんし、また、他人と関わることで傷ついたり、逆に傷つけてしまうのではと不安になる人が多くなったからなのかもしれません。



そんな時代だからこそ、波瀾万丈の人生をもがきながら経験して、相手に対する強い気持ちを優しく投げかける事ができる、西原理恵子という作家がこれほどまでに受け入れられるのではないかと思ってきました。不透明な空気がただよう時代にこそ読みたい、「真っ当」で「正しい」ヒントが満載です。
by ANB27281 | 2012-10-09 06:52 | レビュー

鳥取県米子市で営業する、スバル代行社長の個人的なブログです