2012年 03月 21日
境港新かにめし
我らが境港は、ベニズワイガニの水揚げ日本一を誇る。
ほぼ通年水揚げされるこのカニを、境港に寄った県外からのお客さんや地元の方に、もっとおいしくもっと楽しく食べてもらおうと開発されたこの「境港新かにめし」。今年はイメージキャラクターの愛称を募集して、まずはその発表と表彰がありました。
「かにめっち」
・・・・・・うーん(笑)。
その後、鳥取県の「食」と「観光」を考えるフォーラムと称して、リクルートじゃらんリサーチセンターの、ヒロ中田さんのコーディネートのもと、6名のパネリストによるパネルディスカッションが1時間ほど開催されました。個人的には大変示唆に富む内容でしたが、私のこのブログで詳しく紹介するのは割愛いたします。
そんなことより(笑)、お待ちかねの2012年版新かにめしの試食会です!1年が経過し、さらに改良を重ねたかに飯が披露されました。「境港新かにめし」が食べられるのは下記の6店舗。
・「かにじまん」
0859-42-1520 境港市本町33
・「YANSHU(やんしゅう)」
0859-44-9439 境港市栄町96−2
・「炉端かば 米子鬼太郎空港ターミナル店」
0859-45-3377 境港市佐斐神町1634 空港ビル2F
・「さかゑや」
0859-42-5400 境港市上道町2184−19
・「婀國(アグニ)」
0959-21-0317 境港市竹内団地56
・「大漁丸」
0859-45-0788 境港市竹内団地280−1
6店舗のうち、どこのお店のメニューが食べられるかは運次第でした。私のはどうやら「婀國」さんのですね。少量をイロイロ楽しめる副菜で分かります。
どの店舗にも共通の縛りがあるそうで、香の物に鳥取県名産の「らっきょう」が使われるのもその1つ。どんどん縛ってください!(笑)酢加減もちょうど良く、かに飯に使われている酢飯との相性も良さそうですね。
茶碗蒸しが必ず付けられています。婀國さんのはカニミソの餡が使われた茶碗蒸しで、正直カニミソ独特の臭みが出てしまうのでは?と心配でしたが、なかなかどうして!上品な仕上がり方でとても美味しいです。
カニがたっぷり入った汁。お店によっては味噌汁だったりもします。刻んだ白ネギが入っていて、ヘタすると「とりあえず名産なので白ネギ入れてみました」風になりがちなわけですが、香り良し食感良しで個人的には◎の逸品。
「境港新かに飯」最大の特徴は、かにを丸ごと1杯使った酢飯や地元の食材を「紙」に包んで蒸し上げている点です。かにの風味とうま味を、紙に包むことによって逃さないという調理面での利点と、それから食べる際手で紙をやぶるとご覧のようにかにが視界に飛び込んでくるというわくわく感が味わえるという、演出面での利点が楽しめ大変すばらしいと思いました。
さて、実際に食べて正直これは良くないと思った点をさっそく挙げておきます。
家族や恋人と食事を楽しもうと思っても無言になります、絶対(笑)。困りますね。
他に文句言うとこありません。正直ベニズワイガニってこんなにおいしかったっけと思いました。2012年版から婀國さんは酢飯に板わかめとしらすが混ぜ込んであるのだけれど、これがまた磯の風味たっぷりで、ベニズワイガニだけだとこの立体的な味わいは演出できなかったでしょう。どのお店も値段を1,300円と統一されていますが、ご馳走としてはハッキリ言ってお値打ちですね。2,000円くらい取ってもいいんじゃね?いや、1,300円で良いです(笑)。
5月31日まで開催されているキャンペーンで、アンケートに答えると抽選でベニズワイガニを2枚プレゼントという企画もやっていますので、これはもう境港に行ったらかに飯食べるしかないという結論にいたるわけです。
僕も行きます。
by ANB27281
| 2012-03-21 20:36
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